情報処理技術者試験のススメ
作成日時:2024-12-26
更新日時:2024-12-26
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要約
情報処理技術者試験は、ITの幅広い知識に触れることで「自分の知らない技術の存在を知る」機会を効率的に得られる点が最大のメリット。
情報処理技術者試験を受けるメリット
情報処理技術者試験を受けることによる一番のメリットは、「既知の未知の増加」を効率的に行えることだと考える。
「既知の未知の増加」とは、簡単に言えば「知っている”知らないこと”を増やすこと」、「知らないことをたくさん知る事」。
情報処理技術者試験は広く浅く、かつ体系的であるため、色々な技術の存在を認知できる。
なぜ「既知の未知の増加」を行うことがメリットとなるか。
それは、学習という行為は、学習対象の認知の後に発生する為である。
例えば「MVCC」という単語をここに記す。
もし「MVCC」を知らないのであれば、ネットで検索したり、AIに聞いて学習することが出来る。
だが、このドキュメントを読む前のあなたは「MVCC」に関して学習する可能性があっただろうか。
おそらくないだろう。
何故ならば、このドキュメントを読む前のあなたは「MVCC」という単語を知らないためだ。
ネット検索/AIに聞く/誰かに聞くという行動も発生しえない。
このように、学習という行為は、学習対象の認知の後に発生する。
ゲームの実績解除のツリーのようである。
先の実績を解除する為には、手前の実績を先に解除しなければならないが如く。
「学習」という実績を解除するには、「学習対象の認知」の実績を解除する。
エンジニアは学習し続けなければならない。
学習するためには学習対象の認知、即ち「既知の未知の増加」をしなければならない。
ではその「既知の未知の増加」を効率的に行うにはどうすればよいか。
情報処理技術者試験を受ける事である。
受けた方がいい人・受けなくてもいい人
新卒や未経験、または「何を勉強すればいいか分からない人」は受けた方がいい。
全般的・体系的に学べるし、学習する習慣を身に付けることも出来るかもしれない。
学習の過程で何かしらのジャンル・テーマに興味を持ったならば、
それを深く掘り下げて学習すればいい。
勉強したいテーマが既にある人は受けなくてもいい。
そのテーマの分野で「既知の未知の増加」をする習慣を既に身に付けているだろうから。
合格時のメリット
下記のようなメリットがある。
- サイバー犯罪捜査官の受験資格
- 中小企業診断士や弁理士・技術士技術士試験の一部科目免除
- 就職・転職に有利?(未経験や新卒なら評価されるかもしれないが、経験者はどうだろうか)