倉庫管理システム
作成日時:2024-08-01以前
更新日時:2024-08-26
めも。
文字通り、物流において倉庫の管理を行う。
物流の構成
基本的に物流システムは下記の3構成。
※他のシステムも入る。
ERP/基幹が受注や分析系の機能を備えるため、WMSにはそれらの機能は不要である可能性が高い。
WMSはあくまで入出荷と在庫管理など。
受発注機能をWMSに含めると、改ざんなどの不正行為を招きかねない。
ERP/基幹系システムがない顧客への営業材料として、発注/分析の機能を持たせてもよい。
1.ERP/基幹系システム (Enterprise Resource Planning)
企業全体の業務プロセスを統合管理。
ERPだと範囲が広すぎだが、受発注管理やSCM管理など。
2.WMS (Warehouse Management System) - 倉庫管理システム
倉庫内の操業を最適化。
在庫の追跡、ピッキング、梱包、出荷などのプロセスを管理。
在庫のリアルタイム可視化、作業効率の向上を実現。
3.TMS (Transportation Management System) - 輸送管理システム
輸送プロセスの計画、実行、最適化を行う。
ルート最適化、積載効率の向上、輸送コストの削減。
配送状況の追跡、運送業者の管理なども含む。
考慮点
分析系は大量のデータを参照するため、システムに負荷が発生する。
バッチでアクセス量が少ない夜間にデータを出しておく。
機能案
前述のとおり、入出荷と在庫管理をメインで持てばいい。
顧客へのアピールポイントとして分析系機能を持たせてもよいかもしれない。
- 在庫散布図
- ABCグラフ
- 売上グラフ
- SKU(JAN)単位の販売ランキング
- EPC/RFIDを使用し、滞留在庫の確認する
- 取り扱う商品によっては品質問題にかかわるため、滞留している在庫から品出しをする(FIFO)
- ロット逆転は顧客からのクレームに発展する
- ロケ逼迫アラート
- 在庫過剰・欠品アラート
- セット商品の概念
- 発注の概念
- 発注店 / 発注量 / 発注先
- 金額の概念
- 在庫数が閾値を下回ったらアラート
- 迷子になった商品をハンディで探す機能
- ハンディを持ってうろついたら探している商品のRFIDを検知
用語
SKU
在庫管理や受発注を行う際に使用する最小の管理単位を表す物流用語。
EPC/RFID
RFIDタグのEPCとは?|自動認識の【じ】|自動認識を”みじか”にするメディア
JANコード
JAN | バーコード講座 | キーエンス
JAN商品メーカーコード9桁化について
滞留在庫
入荷してから販売/出荷されない休眠在庫
ロット逆転
前回出荷した商品より古いロットを出荷すること。
オリコン
折り畳みコンテナの略。
出荷対応日数
月末在庫 / (月の出荷数 / 出荷日数)
持ってる在庫を1日の平均出荷数で割ったもの。
在庫が何日持つかを表し、発注の参考となる。
マーチャンダイジング
的確に商品を提供する活動
- 商品の企画・開発や調達
- 商品構成の決定
- 販売方法やサービスの立案
- 価格設定
- 店舗レイアウトの計画
- 品揃え
- 在庫管理
- 競合他社調査