2025年 読んで良かった本リスト
作成日時:2026-02-15
更新日時:2026-02-19
私が2025年に読んだ本の中で、良かったと思う本を列挙する。
行頭の数字は順位ではなく、コメント用に便宜的につけたものである。
私は基本的に古い本しか読まない。下記に挙げられている本の中には新しい版があったりするので、読むならそちらを手に入れたほうがいい。
経営・組織
1と2はナレッジマネジメントの名著。
個人的に「ナレッジ共有を行わない組織は、組織であるメリットの多くをドブに捨てている」と常々思っているので、
ナレッジマネジメントの名著とされるこの本を読むことは大変勉強になった。
3もある意味ナレッジマネジメントの本。
タイトルからデータ分析系の本かと思ったが、内容的には1と2に近しい。
如何に情報(=知識)を扱うか、如何に組織に情報を広めるかという点における、初歩的な知識を得られる。
ただし内容に誤り(用語の意味や概念的なもの)があるので注意が必要。
4は訴訟/裁判関連の本。
タイトル的にユーザー向けの本だが、ベンダー側も(主に契約面において)何に注意しなければならないかを知ることができる。
ドキュメントライティング
1はドキュメントライティング/論理的思考に関する名著。
ドキュメントライティングやコンサル系の本を読んでいると、大体この本が引用や参考文献で載っていたりする。
もしくは「この内容、“考える技術・書く技術”で読んだ内容と被ってるな」と思うことが多々ある。
粗製乱造されたドキュメントライティング本を読むより、最初からこの本を読めばいいと思う。
データベース
- [改訂新版]内部構造から学ぶPostgreSQL 設計・運用計画の鉄則
- 理論から学ぶデータベース実践入門
- SQL実践入門
- Oracleパフォーマンスチューニング 第2版
- データベース・リファクタリング―データベースの体質改善テクニック
1はデータベース(PostgreSQL)がどのようにデータを管理して、どのようにデータを取得しているかの概観を学べる。
パフォーマンスチューニングの基礎も学べる。
なので新人/未経験/初心者におすすめ。
2と3は良き入門書。
2はDB設計に関して、3はパフォーマンスの良いSQLの書き方に関して。
4はタイトル通り、Oracleのパフォーマンスチューニングの本。
汎用機とクラサバの過渡期らへんの古い本。コネクションプーリングの概念も無い。
第三部までは今でも通じる重要なことが書いてある。
それ以外はOracle固有だったり、古すぎたりであまり役には立たなかった。
1000ページを超えているので、もはや鈍器。
5はタイトル通り、データベースのリファクタリングに関する本。
基本的にはマルチアプリケーション・データベースアーキテクチャ(複数のアプリが1つのDBに接続する)に関する内容で、
シングルアプリケーション・データベースアーキテクチャ(1つのアプリが1つのDBに接続する)にはあまり勉強にならなかった。
しかし、データベースリファクタリング関連の概念の認知には役に立った。
絶版になっているので、買おうとすると中古でも定価以上の金額を払わねばならない。
お金がもったいないから図書館で取り寄せて無料で読んだ。
アーキテクチャ
プロジェクトマネジメント
人文
1は哲学の入門書。個人的なメンタルモデルの中核となった。
「何が最善か」「何が最適か」「それは本当に正しいのか」「正しいとは何か」と考えるマインドを手に入れた。
2から5はドキュメントライティングとLLMのために読んだ。
これらを直接的に扱っているわけではないが、「どう文章/プロンプト/コンテキストを書くか」を間接的かつ体系的に学べたと思う。
その他
1は認知療法の本。
内容を簡単に言えば「ストレスやメンタルの不調は認知の歪みから発生する。それを何とかしようぜ」という本。
エンジニアはメンタルが壊れがちなので、予防として読むのもあり。
管理職においては部下のメンタルケアに使えるかもしれない。
800ページくらいあるが、後半は精神薬に関する話なので、必要が無ければ読まなくていい。私も読んでいない。
読むのが面倒なら400ページくらいのコンパクト版が売っているので、そちらを読むのもありかもしれない。
4は定期購読している月刊誌。
基本的に学習対象は自分が興味を持っている分野に偏りがちである。
なので、興味がない分野の情報を半ば強制的に詰め込むためのツールとして使用している。
興味のない分野の内容を「知らない」より「知っている」ほうがいいし、たまにセレンディピティ(思いがけない発見)を得る。
殿堂入り
2025年にはじめて読んだわけではないが、本棚から取り出す回数が多かった本。