西洋哲学史メモ
作成日時:2024-12-30
更新日時:2024-12-30
イギリス経験論からネオプラグマティズムまで
スコラ哲学(学校の哲学。古典の論理的体系化。経験や現実との結びつきが希薄で、新たな知識を生み出す力に欠ける)
↓脱却↓
大陸合理論
デカルト(合理論・近世哲学の出発点、演繹法、合理論はカントにより統合)
->パスカル/スピノザ/ライプニッツ
大陸⇒ヨーロッパ大陸。イギリスとの対比でついてる。
イギリス経験論⇒プラグマティズム
ベーコン(経験論の祖。帰納法の確立、イドラ論)
->ホッブス(唯物論的な経験論。機械論的人間観、社会契約説)
->ロック(経験論の体系化。タブラ・ラサ(白紙説)、第一性質と第二性質の区別)
->バークリー(観念論的経験論、「存在するとは知覚されることである」)
->ヒューム(経験論の完成者。因果性の批判、懐疑論)
->カント(経験論と合理論の総合)
->功利主義(ベンサム、ミル)、社会全体や個人の幸福を最大化する
->パース(プラグマティズムの基礎)
->ジェイムズ(プラグマティズムの展開、心理学の父)
->デューイ(プラグマティズムの発展)
->分析哲学
->ローティ(ネオプラグマティズム)
おおまかなスコラ哲学以降の流れ
A. スコラ哲学
B. スコラ哲学からの脱却
- 大陸合理論(デカルト、スピノザ、ライプニッツ他)、知識は理性から生ずる
- イギリス経験論(ベーコン、ロック、バークリー、ヒューム他)、知識は経験から生ずる
C. カントによる合理論と経験論の統合、三批判書
D. ヘーゲルによるドイツ観念論(ポストカント)
E1. 19世紀- マルクス主義(マルクス、エンゲルス)
- 功利主義(ベンサム、ミル)
E2. 19世紀末〜20世紀前半 - フロイトの精神分析学
- 実存主義(キルケゴール、ニーチェ、後のサルトル、ハイデガー)
- 現象学(フッサール、後のメルロ=ポンティ)
- 古典的プラグマティズム(パース、ジェイムズ、デューイ)
- 分析哲学(フレーゲ、ラッセル、前期ウィトゲンシュタイン)
F. 20世紀後半 - ポスト構造主義(デリダ、フーコー)
- ネオプラグマティズム(クワイン、ローティ)
G. 21世紀〜現在 - 新実在論(マルクス・ガブリエル、メイヤスー)
- 思弁的実在論(ハーマン、グレアム)
- 進化倫理学、神経哲学(パトリシア・チャーチランド)
- デジタル哲学、情報哲学(フロリディ)
- ポストヒューマニズム(キャサリン・ヘイルズ)
- 環境哲学、気候変動倫理学
経験論 - Wikipedia
合理主義哲学 - Wikipedia
19世紀の哲学 - Wikipedia
イギリスでは、ヘーゲル学派の台頭により経験論が一時衰退したが、
産業革命を背景に功利主義という新たな装いで復権し、
また、アメリカ合衆国という新たな地でプラグマティズムとして結実した。